嚥下機能が低下したり、咽頭や食道が狭くなったりすると、つるりとした食べ物、とろりとした食べ物のほうが通過しやすくなるからです。 水分や汁物にとろみをつけると、気管に入ってむせるのを予防できますが、とろみを強くつけすぎると飲み込みにくくなり、咽頭への残留が多くなって誤嚥につながります。 17 нояб. 2019 г.
とろみをつけるとなぜ飲み込みやすいの?
とろみにより食べ物や飲み物の粘度が増し、喉に送られる速さがゆっくりになると、嚥下反射に遅れがある人でも誤嚥しにくくなります。 つまり、とろみをつける目的は食べ物が喉へ入るスピードを遅らせることなのです。 また、とろみ剤によって飲み物や食べ物がまとまるので、飲み込みやすくなる効果もあります。
嚥下障害 なぜとろみ?
水分にとろみをつける理由は、嚥下機能が低下した人にとって、液体は誤嚥しやすい性状をしているからです。 具体的には、液体に特有の「流れる(移動の)スピードが速い」、「まとまらずバラバラにひろがる」という性状がかなり嚥下しにくいものだからです。
お茶にとろみ なぜ?
口から食べる機能が障害されると、一般的に水分やお茶、味噌汁のようなものが上手に飲めなくなります。 水のように粘度の低い液体は、動きが速く、誤って気管に入りやすいからです。 トロミをつけることで、動きのスピードがゆっくりになり、また、まとまりやすくなるため、スムーズに飲み込むことができます。
とろみ剤 何に使う?
とろみ剤は食べ物や飲み物に加えて混ぜることで、温度に関係なく適度なとろみをつけ、食べ物を飲み込みやすくすることができる粉末状の食品です。 その他にも食品にまとまりをつけたり、ミキサー食の分離をおさやたり、水にトロミをつけることで薬を飲み込みやすくするといった利用方法もあります。