人工呼吸器による陽圧換気が行われることで、胸腔内圧が上昇すると静脈還流障害が起こり、心拍出量の低下が生じる。
人工呼吸器の陽圧換気にはどのような弊害(障害)が発生するか?
機械的陽圧換気では胸腔内が陽圧となり、血液循環器系や脳神経系、肝・腎など、主要な臓器に影響を及ぼします。 また、二次的障害として、ストレス障害も見逃してはいけません。
肺水腫の原因となりうるのはどれか?
肺水腫の原因には、急性心筋梗塞など心臓に起因する「心原性肺水腫(いわゆる心不全)」と、敗血症や 誤嚥 ごえん (飲食物があやまって気管に入ってしまうこと)など心臓以外のものに起因する「急性肺損傷・急性呼吸 窮迫 きゅうはく 症候群」があります。
抗ヒスタミン薬の副作用はどれか?
抗ヒスタミン薬とは、体の中でヒスタミンとH1受容体との結合を抑える薬です。 くしゃみ、鼻水、皮膚の腫れ、かゆみなどの症状を抑えます。 副作用には、眠くなる、集中力が低下する、おしっこが出づらくなる、緑内障が悪化するなどがあります。
人工呼吸 陽圧 なぜ?
人工呼吸の吸気では、人工呼吸器で設定した量あるいは圧になるまで、気管チューブを経由して送気が行われ、肺胞を強制的に膨らませる。 肺が膨らむため、胸郭も結果的に膨らむ。 このため人工呼吸時の吸気では、胸腔内圧が陽圧に転じる部分が生じる。