患部までたどり着いたくすりの多くは、細胞の表面にあるたんぱく質である「受容体(じゅようたい)(レセプター)」と結合して細胞の反応を引き起こし、それが効き目となって現れます。 1つの細胞は非常にたくさんの受容体をもっていて、くすりは、その中から必要な受容体を選択して結合します。
胃腸薬 どうして効くの?
くすりは胃や腸で溶けてバラバラになり、主に腸から体内に吸収される形になり血管の中に入ります。 血液とともにまず肝臓に運ばれ、そこから効き目成分は全身をめぐり、目標の場所で効果を発揮します。 これが、くすりが効くということです。
ロキソニンはなぜ効くのか?
ロキソプロフェンは、アラキドン酸からプロスタグランジンを生成するシクロオキシゲナーゼという酵素を阻害。 プロスタグランジンの産生を抑制し、痛み・発熱・炎症の症状を抑えます。 ロキソプロフェンナトリウム水和物は上記の阻害作用にすぐれているため、高い解熱鎮痛効果を発揮します。
頭痛薬 どうして効く?
頭痛薬に含まれる成分には、イブプロフェンやアセトアミノフェン、アスピリン(アセチルサリチル酸)、エテンザミドなどがありますが、これらの多くは、プロスタグランジンの生成にかかわる酵素のシクロオキシゲナーゼをブロックし、痛みのメカニズムを抑えこむ働きをします。
カロナール なぜ効く?
カロナール(アセトアミノフェン) 非ピリン系解熱鎮痛薬に分類され、脳の中枢神経や体温調節中枢に作用することによって、解熱鎮痛効果を示します。