膀胱が過敏になると、膀胱に尿が十分にたまる前に、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮します。 これにより急に尿意が出てきて我慢ができず(尿意切迫感)、トイレに何回も行くようになります。 一回の排尿量が減少するため頻尿になります。 このような状態は過活動膀胱と呼ばれます。
何度もトイレに行きたくなる なぜ?
多くは加齢による膀胱の筋肉の衰えや、膀胱の血流低下によって起こる「過活動膀胱」によるものです。 過活動膀胱は前立腺肥大や脳疾患などの疾患が要因となっていることもあります。 尿がたまっていないのに膀胱が活動してしまい、頻繁にトイレに行きたくなる状態です。
なぜトイレに行きたくなるのか?
次がトイレに行きたくなるポイントです。 ①食べ物を食べる(特に朝食)。 ②空っぽな胃に食べ物が入ってくると胃の壁を刺激。 ③【胃−結腸反射=胃に食物が入ると結腸にぜん動を起こす反射】が起こる。 ④大腸のぜん動運動(消化管壁が食物などの内容物を送る運動)が起こる。
尿が何回もでる?
頻尿とは、トイレが近く、排尿回数が多い症状のことを言います。 正常の排尿回数は、1日に7回以下といわれています。 1日の排尿回数が7回以下だとしても、自分自身で排尿回数が多いなと感じた場合も頻尿の可能性があります。 正確な判定には排尿記録が必要です。
トイレ何回も行きたくなる 20代?
緊張していると膀胱の神経が過敏になり、トイレが近くなることがあります。 これは、ストレスによる心因性頻尿の一つです。 20代~30代の若い世代も含め、誰にでも起こり得る症状であるため、一時的なものであれば心配ありません。