遺体は死後硬直の後に体内のガスが増して膨れ上がります。 この時のガスは微生物が分解して生成した副産物(死臭)です。 そしてガスが皮膚を破って放出され、部屋に悪臭が漂うことになるのです。
なぜ死体は臭いのか?
生きている間は免疫作用によって細菌が多量に増殖することはありませんが、死亡して免疫作用がなくなると細菌は一気に増殖します。 この細菌が遺体を分解することで肉体が腐敗し、この過程で死臭が発生したり体液が流れたりするのです。 基本的には、夏場であれば2~3日、冬場でも5~7日程度で遺体から死臭が出てくるとされています。
人間の腐敗臭 どんな臭い?
ちなみに腐乱臭は、死体が腐ったときに発する臭いです。 想像を絶するような臭いになりますし、状況として理科の実験では出てくるわけがない臭いですね。 そして硫黄や硫化水素の臭いが「腐卵臭」になります。 温泉の臭い、温泉卵の臭いがこちらになります。
腐敗臭 なぜ臭い?
死臭とはどんな臭い? 死臭とは、遺体の腐敗(分解)とともに放出されるガスのことで、「腐敗臭、腐乱臭」とも呼ばれています。 この臭いは、微生物やバクテリアなどの細菌が遺体を分解する際に生成されます。
死後 体液 なぜ?
腐敗は胃や腸から始まり、体内で発生したガスによって遺体が膨張して、やがてグズグズに溶解した肉と皮を破ってガスとともに体液が噴出します。 私たちが「腹が割れる」と表現する現象です。 目、鼻、口、肛門、体中の穴からも血液や体液が流れ出て、ゆっくりと床に染み込み、部屋の中には耐え難い腐敗臭が充満します。