食道から胃に送り出す筋肉の働きが衰えていることや通り道のどこかが狭くなっているなどの原因が考えられます。 特に咽頭がん、喉頭がんなどはこの通り道が狭くなるため綿密な検査が必要です。 過労などのストレスによる心理的な要因から飲み込みづらくなるケースもあります。
飲み込みにくいのどの違和感?
異物感や飲み込みにくさ、喉が詰まるような感じといった違和感は、咽頭・扁桃・喉頭の炎症や、逆流性食道炎といった食道疾患によって起こります。 まれに喉頭がん、咽頭がん、食道がんの初期症状として喉の違和感が現れることもあります。
唾が飲み込みにくいのはなぜ?
唾液は口の中を清潔に保つだけでなく、かみ砕いた飲食物をまとめて咽頭へ送りやすくする作用もあります。 このため、唾液が減少すると物が飲み込みづらいと感じることがあります。 そのほかにも、口の中のヒリヒリ感や虫歯の増加、口臭の悪化といった症状も伴うのが一般的です。
嚥下しにくい 何科?
ものがうまく飲み込めないことを、「嚥下困難」とか「嚥下障害」といいます。 幼児がものを飲み込みにくくなったときには、小さなおもちゃなどの異物を飲み込んで、それがのどの奥に引っかかっていることがあります。 原因不明の嚥下障害があったら、早めに総合病院の耳鼻咽喉科へ連れて行ってあげて下さい。
飲み込めない どうすれば?
嚥下障害は、歯科や耳鼻咽喉科に嚥下障害専門外来を設けている医療施設や、摂食・嚥下障害専門のリハビリテーション科などで受診しましょう。 治療には、リハビリで嚥下機能を改善する方法と、手術で嚥下機能を取り戻す方法があります。 ●リハビリ・間接訓練食べ物を使わない舌や口のトレーニングで、咀嚼と嚥下の機能を回復させます。