「分娩誘発」は妊娠の継続が母体にとって負担になる場合や、お腹の中にいる 赤ちゃん側に問題が起こったときなど、なんらかの理由で妊娠をやめなければ ならない際に行います。 また、妊婦さん自身の希望や医療施設側の体制に合 わせて行うこともあります。
誘発分娩のタイミングは?
A. 予定日を1~2週間以上過ぎ、胎盤機能が低下するとき使用予定日を過ぎると、胎盤機能が低下して赤ちゃんの状態が悪くなる心配があるため、予定日を1~2週間過ぎたころから、分娩を誘発する必要があります。
陣痛誘発 どんな時?
「陣痛誘発」は、陣痛が来る前に破水したときや、予定日を大幅に過ぎてしまったとき、また無痛分娩などの計画分娩で陣痛を起こしたいときなどに使う場合。
分娩誘発剤の時間は?
陣痛促進剤の点滴開始後、分娩までの所要時間は、初産婦で平均6時間35分、経産婦で5時間28分です。 計画無痛分娩によって帝王切開率が上がることはありません。
陣痛促進剤はいつ使う?
誘発分娩 妊娠42週以降の出産は、胎盤機能が低下し胎児の状態が悪化する恐れがあります。 そのため、妊娠42週になる前に陣痛促進剤で人工的に陣痛を起こし、誘発分娩をおこなうことがあります。 また、陣痛が来る前に破水し、その後も陣痛が来ない場合、感染のリスクが高まるので、誘発分娩となる場合があります。