月経痛によって日常生活に何らかの支障を来していれば、「月経困難症」の可能性があります。 我慢しないで婦人科に相談しましょう。 日本では、約900万人もの月経困難症の患者さんがいると推計されています。
月経困難症 何人に1人?
生理痛の頻度 初潮の時には約半数の女性が感じていますが、その後徐々に増えて初潮後数年すると約80%にもなります。 また生理痛の強い月経困難症も初潮後に徐々に増加していきますが、約5人に1人位の割合でみられます。
月経痛の割合は?
生理のたびに生理痛を経験している人が約30%、ときどきある人まで含めると、80%以上の人が生理痛を経験しています。 年齢別にみると、「生理のたびに生理痛がある」人は若い女性ほど多く、20代では約半数ですが、40代後半では約20%でした。
月経困難症 何割?
子宮内膜症の患者の8割以上の方に月経困難症が認められるといわれています。
月経困難症 いつから?
機能性月経困難症は、初経を迎えてから2~3年たち、月経周期や期間・量などが安定してくる時期に始まります。 月経の初日や2日目ごろに症状が強く出るようです。 子宮内膜で作られる痛みの物質(プロスタグランジン)が多くなり、子宮の筋肉が過度に収縮するため血行が悪くなり、腹痛などの症状が生じると考えられています。