月経前症候群(PMS)と同様に、原因ははっきりとは解明されていませんが、生理前に増加する女性ホルモン、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響が原因とされています。 また、もう一つの女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)とのバランス異常という説も言われています。
月経前不快気分障害 いつから?
月経(生理)が始まる2週間前ごろから心身が不安定でとてもつらい状態を「月経前症候群(PMS)」といいます。 その中でも心の不安定さが際立って強く出てしまう場合は「月経前不快気分障害(PMDD)」と診断されます。
月経前不快気分障害の治し方は?
PMSと比較して婦人科で処方される低用量ピルが効きにくい場合があるので、薬物療法としては抗うつ剤や抗不安薬、向精神病薬を処方します。 特にSSRIという抗うつ薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は産婦人科学会でも月経前不快気分障害の治療薬として推奨されています。
生理前 情緒不安定 何科?
月経前不快気分障害(PMDD)の疑いがあれば精神科を受診する 月経前に精神症状が強く現れるようであれば、婦人科ではなく精神科を受診していただきたいと考えます。
月経前不快気分障害 いつまで?
生理前のつらい症状に悩まされている方へ 生理前に起こる心や体へのつらい症状をPMS(月経前症候群)と呼んでいます。 月経の3日~10日ぐらい前から起こり月経時には嘘のように症状が消えますが、この不快な症状は、3ヶ月以上続き、日常生活にも支障がある場合に診断されます。