日本における月の兎が描写された古い例には飛鳥時代(7世紀)に製作された『天寿国曼荼羅』の月に描かれたものなどがある。 鎌倉・室町時代に仏教絵画として描かれた『十二天像』では日天・月天の持物としての日・月の中に烏と兎が描き込まれている作例もみられる。
なんで月にはウサギがいるの?
サルとキツネが火をおこすと、うさぎは自分自身を食べてもらおうと火の中へ飛び込み、死んでしまいました。 すると帝釈天は元の姿に戻り、うさぎの慈悲深い行動をすべての生き物に見せるため、その姿を月の中に映しました。 今も月の中にいるのはこのうさぎで、月の表面の雲のようなものはうさぎが焼け死んだ煙だといわれています。
中秋の名月 なぜうさぎ?
なぜうさぎは餅つきしているのか もうひとつの由来は、古代中国の神話で「月にいるように見えるうさぎは、杵を持って不老不死の薬をついている」というものです。 日本では満月を「望月(もちづき)」といい、これが餅つきに変わったともいわれています。
月 外国 何に見える?
よくいわれる「月桂」という言葉は、このカツラの木の伝説から生まれています。 カニはヨーロッパ、特に南ヨーロッパで見立てられています。 東ヨーロッパや北アメリカでは、月の模様は「横(場所によっては右上)を見つめる女性」といわれます。 アラビア半島ではライオン、南アメリカではワニに見立てられることもあります。
月の模様は何?
月の模様の正体は“海”と呼ばれる地形 月の海は、月のマグマが吹き出して固まった玄武岩に覆われた地形で、玄武岩には鉄が多く含まれるため黒っぽく見えます。 明るく見えるところは隕石の衝突などでクレーターが多く表面はデコボコしていますが、月の海はそのようなクレーターを覆う形でマグマが冷え固まった地形のため平坦です。