「月にうさぎがいる」「うさぎが餅つきをしている」といわれて見上げると、確かにそう見える黒い模様があります。 この模様は月の「海」と呼ばれる部分。 海といっても地球のものとは異なり、水はなく、火山の噴火で噴き出したマグマが低く平らな場所に流れ、冷えて固まったものです。 暗い海に対して、月の明るい部分は陸と呼ばれています。
月 うさぎの模様 なぜ?
じつは、月の海は月が生まれたころにできた非常に大きなクレーターで、それを月の内部から吹きだした玄武岩の溶岩が満たして作った地形なのです。 「うさぎ」の模様は月が満ち欠けしても変わりませんが、これは月の自転周期と公転周期が等しく、常に同じ面を地球に向けているからです。
月 うさぎ どう見える?
満月を見ると明るく見える部分と暗く見える部分があり、日本ではその暗い部分がお餅をついているうさぎに見えるとよく言われていますよね。1海外でもカニや本を読む女性など、地域や文化によって変わるものの、月の表面の模様をなにか他のものに例えるのは世界でも一般的なようです。 ... 2月の模様の正体は“海”と呼ばれる地形今夜は満月 月のうさぎの正体は? - ウェザーニュース
中秋の名月 うさぎ なぜ?
では、なぜ餅をついているのでしょうか? 「うさぎが老人のために餅つきをしている」とか「うさぎが食べ物に困らないように」という説がありますが、中秋の名月が豊穣祝いであることを考えると、たくさんのお米がとれたことに感謝する意が込められているようです。
月の模様は何?
月の薄暗い模様の正体は、「海」と呼ばれる平原のような部分です。 月は、いつも地球に同じ面を向けているため、地球から見た月の模様は変化しません。 いろいろなものに見える月の模様は、実はすべて同じものなのです。