運動不足は、耐糖能異常、脂質異常、高血圧、肥満などの生活習慣病の発症リスクを増大させ、心筋梗塞や脳卒中などの命の危険のある疾患にもかかりやすくなり、死亡リスクをも増大させます。
運動を全くしないとどうなる?
食べる量は変わらず、運動をしないと取り入れたエネルギーが消費エネルギーを上回って、使われなかったエネルギーは脂肪になってしまいます。 この状態が続くと、脂肪が必要以上に蓄積して肥満になります。 そして、肥満が原因となって糖尿病、高血圧などの生活習慣病になるリスクが高くなります。
運動不足の影響は?
身体活動・運動が不足している状態では消費エネルギーが少ないために、肥満、特に内臓脂肪型肥満が起きやすく、その影響で高血圧や糖尿病、脂質異常症などの肥満関連の病気が起きてきます。 さらに筋力の低下、筋肉量の減少、あるいは関節の可動性が減って、ロコモティブシンドロームやサルコペニアなどの運動器疾患が生じます。
運動しない人の特徴は?
運動不足チェックリスト体を動かすことをおっくうに感じる寝起きから動き出すまで時間がかかる階段ではなくエレベーターやエスカレーターを使うことが多い少し階段を使っただけでも息切れしやすい少しの距離でも歩くとなると嫌になる夕方や夜になると疲れを感じやすい慢性的な疲れを感じる休日は家でごろごろしている日が多い
動かないとどうなるのか?
一般的に運動をしないと、1年に1%ぐらい全身の筋肉がなくなる。 何も対策をしていなければ、60代では20代のころと比べて身体機能が40%も衰えるという研究結果もある。 1日のうち、座っている時間が長ければ長いほど心血管疾患など病気になるリスクが高くなる。