霊(宗教的・文化的)の処理 死は「大切な人の命が失われる事」である為、精神的にも社会的にも重大な状況を作り出します。 したがって、その事実を受け止め、それぞれがその事実から回復していく為には、”命の大切さ”に見合った「葬送儀礼」が必要になるのです。
死者儀礼 なぜ?
古い時代でいえば人の死が新たな死を引き起こす祟りなのではないかと恐れられていました。 また、遺体が腐敗することに対する恐怖などがその一例です。 人の死は様々なことを連想させてきましたが、その感情を緩和させるために儀礼が役割を果たしてきました。
お葬式 何故するのか?
お葬式行う意義は、儀礼やお別れを通して、大切な人が亡くなったことを受けとめ、集まった親族や友人と悲しみを共有し、現実として亡くなった事実を受け入れることです。 そのうえで、新たな生活への一歩を踏み出すための、心を再生させるプロセスでもあります。
お葬式は誰のためのものか?
お葬式は故人と家族や友人知人とのお別れの場であり、関わりのあったすべての残された人たちのための社会的な儀式と言えるでしょう。
葬式の起源は?
仏教はお釈迦様がとかれた修行や教えを行う宗教です。 しかし、生きている間に修行を完成させることはなかなか難しいことです。 そこで、死後お釈迦様や諸仏の国へ行き、一緒に修行をするという方法を考えました。 このために行う儀式が仏式のお葬式です。