人が亡くなれば必ず葬式を行わなければならないのでしょうか。 結論をいえば、葬式は法的な義務ではありません。 葬式を行なうか行なわないかは故人の希望や遺族の考え、経済状況などに応じて決定するもので「葬式をしない」という選択肢もあり得ます。 ただし、それは儀式(多くの場合宗教的儀式)としての葬式の話です。
葬式をしないとどうなる?
葬儀を行わないと、故人に別れを告げる時間が大幅に減るということになります。 故人の生前の言葉や遺言書の内容を尊重して決めた直葬でも、火葬でお別れするまでの段階が少なく、遺族が気持ちを整理する前にすべてを終えてしまう可能性もあります。
葬儀をしない場合の香典返しは?
A:直葬の香典返しは、香典をもらった3分の1~半額程度の品を選びます。 高価なものを送る必要はなく、一般的にはタオルやコーヒー、銘茶などが選択されることが多いでしょう。 地域によって違いは出るかもしれませんが、香典返しに悩んでしまった場合にはコーヒーや銘茶を送るのが無難だといえるでしょう。
戒名がないとどうなる?
戒名がない故人は、仏弟子と認められません。 お墓を管理する寺院には、仏弟子の証である戒名がついていることが納骨の条件として設けられている場合が多いようです。 寺院にあるお墓の場合、その寺院の檀家の家系だと判断できます。 今後も残された遺族や、子孫たちはお墓のある寺院と関係が続いてくでしょう。
お葬式は誰のためのものか?
お葬式は故人と家族や友人知人とのお別れの場であり、関わりのあったすべての残された人たちのための社会的な儀式と言えるでしょう。