造影CT検査は、病変の発見や腫瘍の良悪性や進行度合などの鑑別、治療方針の手助け、緊急な診断を要する外傷、血管性病変(動脈瘤・解離・出血・血栓症など)の描出などに有用であるといわれており、全身の様々な部位の検査において、造影剤が用いられています。
CT 検査で何がわかるのか?
CT検査(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置) CT検査は、X線を使って身体の断面を撮影する検査です。 体内の様々な病巣を発見することができますが、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。
造影剤検査の目的は?
原理 X線造影剤(目的臓器や血管を染めて、画像で見やすくするためのお薬)を投与することで、より情報量の多い画像を得る為に行う検査です。 造影剤を使用する事で、体内に存在する造影剤によってX線の吸収率が異なってくる事を利用した検査法です。
造影 CT 検査って何?
・ 造影 CT 検査:造影剤を静脈注射して行う検査です。 造影剤を使用することにより、病変の存在、形態や性状などがより詳しく描出されます。 検査時間 検査時間は撮影する部位、注射の有無によってかわりますが、5分から30分程度です。
造影剤 CT どんな感じ?
検査中はわずかな機械音がしますが、痛みも何も感じません。 造影剤を用いる場合は、熱っぽい感じがある場合があります。 一般にMRIよりも短時間(長くても10数秒の息止めを数回繰り返していただく程度)で済む検査です。 安全な検査ですが、X線の被曝、および造影剤を用いる場合はその副作用の可能性が皆無ではありません。