通常は1つですが、5〜10%の方には複数の脂肪腫ができるとされます。 また、慣習的に「粉瘤」という良性腫瘍を「脂肪の塊(かたまり)」と表現する先生がいらっしゃるようです。
脂肪腫 何箇所?
脂肪腫の発生は一箇所にとどまる場合もあれば、さまざまな箇所に複数発生することもあります。 多くの場合は単発性で一箇所にのみ発生しますが、まれに体質的に脂肪腫が多発しやすいという人もおり、一度できると他の場所にも脂肪腫が発生することがあります。
脂肪の塊 どこにでもできる?
脂肪腫は皮膚のすぐ内側にできる脂肪のかたまりで、柔らかくゴム状のような感触があります。 体のどこにでもできる可能性がありますが、発生しやすい部位は、背中・首・肩・太もも・腕・おしりなどです。 中には、頭皮にできるという方もいらっしゃいます。 また、複数の脂肪腫が同時にできることもあります。
脂肪腫は何科受診?
「脂肪腫は何科を受診すればいいのか?」という疑問を持たれる方も多いと思いますが、近年では主に'形成外科'という科で診察や治療を行うことが多いです。 実際の手術は、腫瘍直上の皮膚をメスで切開し、腫瘍の周りにある被膜(ひまく=周りを覆っている膜)を周囲の組織から剥離(はくり=はがすこと)して、腫瘍の本体を摘出します。
おしり 脂肪腫 何科?
ガングリオンは中身がゼリー状の液体なので注射器で吸い出す治療が可能な場合もありますが、場合によっては手術が必要です。 一方、脂肪腫は手術以外での治療法はありません。 ふくらみが気になる場合には、ガングリオンは整形外科に、脂肪腫は形成外科にご相談ください。