ですから今回は、「直立」して「二足歩行」するようになった祖先を、チンパンジーから分かれて進化を始めた最初の祖先と考えることにしましょう。 直立して二足歩行する祖先でもっとも古いのは、アフリカ中央部のチャドで発掘(はっくつ)された「サヘラントロプス・チャデンシス」で、700万~600万年前のものと見られています2)。
直立二足歩行 どの人類?
約350万年前のアフリカで、アウストラロピテクス(かつては猿人と言われた)の足跡が見つかっている。 タンザニアで有名な人類学者リーキーの未亡人メアリーたちが発見した。 この発見によって、アウストラロピテクスが直立二足歩行していることが証明された。
人間が直立二足歩行に至ったのはなぜか?
また、直立二足歩行の方が草原で背伸びして遠くの外敵を早く発見し危険を回避できる。 更には、草原で食物を求めて広い範囲を動き回るには、ゴリラやサルのような四足歩行より直立二足歩行の方がエネルギー効率が良くて疲れが少ない。 また、大脳がだんだんと大きくなっていったヒトでは、四足歩行ではバランスがとれない。
直立二足歩行 何年前?
約600万年前のアフリカにいた人類の祖先、猿人はすでに直立していて、約300万年前には完全な直立二足歩行になったそうだよ。
人間は何年前からいるの?
人類が誕生したのは、およそ500万年前のアフリカである。 その後、人類は、猿人(約500万年前に出現:アウストラロピテクス)・原人(約180万年前に出現:ホモ=エレクトゥス)・旧人(約20万年前に出現:ネアンデルタール人)・新人(約4万年前に出現:クロマニョン人など)の順に進化してきた。