脂漏性湿疹とは、頭部や顔面に好発するフケ様の皮脂腺から分泌される皮脂が多くなっている状態で「脂漏性皮膚炎」とも呼ばれます。 難治性でしばしば再発し、寒い時期やストレスがきっかけとなりやすい傾向があります。 脂漏が生じ、それが紫外線やカビによって脂肪酸に分解されると皮膚炎が生じてしまいます。
脂漏性皮膚炎 フケ なぜ?
成人の脂漏性皮膚炎のフケにはカビの一種で皮脂を栄養源とする癜風菌が異常に繁殖してみられることがあります。 癜風菌は健康な人の皮膚のどこにでもいる真菌(カビ)の一種ですので、脂漏性皮膚炎が人にうつったり、人にうつされたりする恐れはありません。
脂漏性湿疹 いつから?
「乳児脂漏性湿疹」は、生後1〜2か月ごろの赤ちゃんがかかる病気。 黄みがかったカサブタができたり、カサカサになったりします。 場合によっては、かゆみが生じることも。 髪の生え際など頭に発症することが大半で、顔や胸など皮脂が多い部位と、脇の下などこすれやすい部位にも好発します。
頭の湿疹はなぜできる?
頭皮湿疹の主な原因は、カラーリング剤や汗によるかぶれ、空気の乾燥、更にはシャンプーのしすぎや過労・ストレスなど実にさまざま、季節を問わず症状が現れます。 皮脂分泌量の多い、頭皮の毛孔部にできた赤いブツブツはかゆみを引きおこし、やがて脂性のかさぶたになり、フケが目立つようになります。
脂漏性皮膚炎は何科?
実は脂漏性皮膚炎はアトピー性皮膚炎などと同じ皮膚科特定疾患に属しているので慢性・難治性(病気の持続期間は長い)ですが、アトピー性皮膚炎を含む他の特定疾患と比べて、格段に症状が軽く、薬も効きやすい病気です。