神経損傷 指神経はそれぞれの指の左右に一本ずつあります。 神経が切れると指の触った感覚がなくなり、細かい動作がしにくくなります。 異常感覚が生じると指が使えなくなることもあり、重大なけがといえます。
神経の治癒期間は?
神経は、2年間かけて徐々に回復していき、術後2年経つと症状が固定されるようです。 その時点で、症状がほぼ回復する場合もありますが、あまり回復せず症状が残ったまま固定される場合もあり、神経の回復力には個人差があります。
神経損傷の症状は?
主な症状は、それぞれ以下になります。 ・運動神経の障害:手足の筋力が低下したり、筋肉が痩せてきたりする。 ・感覚神経の障害:しびれや痛みが生じたり、逆に感覚が鈍くなったり、消失したりする。 ・自律神経の障害:手足の発汗障害や異常知覚などがみられる。
末梢神経が切れるとどうなる?
症状としては、足くびや足の指が上へもちあがらない下垂足(垂れ足)や、足の甲や下腿の外側がしびれたりします。 つま先が引っかかりやすく歩行しづらいので足首を固定する装具を使用します。 回復しない場合には足が持ち上がるように腱を移す手術などをおこなうこともあります。
神経が傷ついたらどうなる?
神経が損傷すると、もちろん侵害受容性疼痛と同じメカニズムが働きますが、この場合は神経自体で炎症が起きますからそれだけでも激しい痛みが起きます。 通常のケガでも、綺麗に治る場合もあれば、なぜかいつまでも直りが悪かったり、傷が瘢痕化してしまったりする事があります。