中耳炎などで細菌に感染して耳垂れが出るということは、鼓膜の奥にある中耳腔に溜まった膿が鼓膜に開いた穴から流れ出しているということです。 耳垂れとその元になっている炎症を放っておくと、鼓膜に穴が開いたままになってしまい、風邪をひいたり汚れた水が入ったりして、慢性的に何度も病気をくり返すことになります。
中耳炎 耳だれ出たら?
中耳炎の原因となる菌をやっつけるお薬(抗生剤)を服用します。 耳だれが出ている時は、飲み薬に加えて点耳薬(耳に直接いれる液体の抗生剤)を毎日滴下します。 多くの場合、それで中耳炎は治っていきます。 痛みについては痛み止めの飲み薬や座薬で対処します。
中耳炎 耳だれ 仕事?
中耳炎は、人から人へと感染することはないと考えられているため、仕事に行っても問題はないでしょう。 しかし、発熱している場合や耳だれが多く出るときはお休みするようにしてください。
中耳炎 放置 どうなる?
中耳の中に膿汁や粘液が充満し、放置すると自然に鼓膜が破れますが、その寸前が耳痛のピークです。 鼓膜が破れた後は急に耳痛は軽くなることが多いのですが、今度は耳だれが出始めます。 従って、耳痛が軽くなっても必ずしも中耳炎がよくなったといえない場合もあるわけです。
中耳炎 耳だれ 綿棒?
急性中耳炎は、中耳の部分に炎症が起こっている状態です。 症状は耳痛・発熱、耳閉感(つまった感じ)が主であり、耳だれが出ることもあります。 耳だれが出ている時は綿棒で耳の中を触らずに、濡れたタオルなどでやさしく拭き取って下さい。