具体的に述べると、中皮細胞は、胸膜、腹膜、心膜、精巣鞘膜(せいそうしょうまく)に存在し、中皮腫はこれらの場所に発生しますが、胸膜発生例が約80~90%と最も多く、次いで腹膜が約10%、心膜や精巣鞘膜の中皮腫はまれです。 16 окт. 2015 г.
中皮腫 どこ?
胸部の肺、あるいは心臓などの臓器や胃腸、肝臓などの腹部臓器は、それぞれ胸膜・心膜・腹膜という膜で包まれています(図1)。 これらの膜の表面をおおっているのが「中皮(ちゅうひ)」で、この中皮から発生した腫瘍を中皮腫といいます。 したがって中皮腫は、その発生部位によって胸膜中皮腫・心膜中皮腫・腹膜中皮腫などに分けられます。
中皮はどこにあるか?
中皮とは 内臓は膜におおわれており、この膜の表面をおおっているのが中皮です。 具体的には、胸膜、心膜、腹膜などの表面をおおう薄い細胞層を指します。
中皮腫は何科?
・中皮腫の治療に関しては、組織型、合併症の有無、全身状態を考慮した最適な治療法を提供します。 早期例では手術療法、化学療法、放射線療法を組み合わせた集学的治療が必要となるため、呼吸器内科・外科、放射線科と協力して治療にあたります。
中皮腫の初期症状は?
一般的に、胸膜中皮腫は初期症状に乏しく早期発見が難しいので、ある程度進行してからでないと症状が現れてこない傾向にあります。 一般的な症状は、胸痛、背部痛、咳、呼吸困難や胸部圧迫感などです。