中心静脈カテーテルの挿入(中心静脈栄養法の実施)における、カテーテルの穿刺部位についてくわしく解説します。 Опубликовано: 19 июн. 2015 г.
中心静脈はどこにある?
中心静脈とは・・・ 中心静脈(ちゅうしんじょうみゃく、Central Vein;CV)とは、心臓近くにある上大静脈、下大静脈を指す。 中心静脈は、血液量が多く流れも速いため、薬剤や高カロリー輸液を注入してもすぐに血液で希釈される。
中心静脈カテーテル どこから?
中心静脈カテーテルの留置 投与ルートとなるカテーテルは、一般的に鎖骨下静脈から挿入し、先端部を上大静脈(中心静脈)に留置します。 上大静脈は心臓に近い太い血管で、血液量が多くて血流も速いため、糖濃度の高い輸液も投与できます。
IVH どこから入れる?
鎖骨下静脈(鎖骨の下にある血管、左右にあります)、内頚静脈(首にある血管)、大腿静脈(鼠径部と呼ばれる足の付け根を走っている血管です)などから挿入します。
輸液 どこから?
高カロリー輸液は、末梢から投与する輸液に比べると3~6倍程度の濃度となっています。 そのため、末梢静脈から投与すると血管痛や静脈炎を起こしてしまうリスクを孕んでいます。 心臓付近の太い静脈である中心静脈に投与することで、 静脈炎のリスクを軽減している というわけです。