舟状骨は手関節にある8つの手根骨の1つで母指(親指)側にあり、手根骨の中でも重要なものの1つです。 船底のような彎曲をしているので船のような恰好の骨ということで舟状骨と言います。 舟状骨は、母指の列にあるため他の指の列とは45度傾いて存在します。
舟状骨 足 どこ?
・舟状骨:舟状骨は足根骨の内側にあり、距骨と楔状骨の間にあります。 手根骨にも同じ名前の骨があります。 「手の舟状骨」と言ったり「足の舟状骨」と言ったりします。
舟状骨結節 どこ?
舟状骨結節は、舟状骨の内側にある骨性の突起物です。 舟状骨結節は、舟状骨の内側にある骨の突起で、足底靭帯、内側舟状骨靭帯、後脛骨筋腱の挿入部となっています。
手舟状骨骨折の症状は?
けがの直後では、手首の母指側に痛みと腫れが生じます。 時間とともに軽快しますが、放置していると骨折部 がつかずに偽関節"となります。 手をついたり重い物を持った時などに手首に痛みが生じ、力が入らなくなり、 動きも悪くなってきます。
舟状骨骨折の場所は?
舟状骨のなかでももっとも骨折を来たしやすい部位は、舟状骨の腰部と呼ばれるくびれた部分です。 舟状骨に対しての血液供給は指先側から手首に向かってなされており、腰部の骨折によって手首側の血流不全が生じやすいです。 舟状骨は血液供給が乏しいという特徴をもともと持ち合わせており、骨折の治癒も遅れがちです。