骨折やけががなかったとしても、転倒により自信を失ったり、自力で動くことに対して恐怖心を持ったりすると、体を動かさなくなり、筋力が次第に衰え始めて、身体機能の低下を招くこともあります。 このように転倒は、高齢者の生活に大きく影響することがあるため、十分な対策を取る必要があります。
転倒の危険性は?
高齢者の転倒は、大怪我になりやすく、骨折や寝たきりの状態を引き起こし、介護が必要な状況につながるケースが多く報告されています。 この為、転倒を未然に防ぐことが、高齢者が自立した生活を続けるためにも重要になってきます(健康寿命の延伸)。
転倒転落の影響は?
その中でも転倒・転落は患者への 身体的損傷や自信喪失など心理面への影響も少なくない。 また,入院期間の延長や ADL の低下など患者の QOL に 大きく影響する。 消化器科病棟では,肝硬変,がんなどの 疾患により,肝性脳症や腹部膨満感,疼痛,貧血などの症 状が出現している患者が多く入院している。
高齢者 転倒したらどうなる?
高齢者の場合には、転倒で負った症状が生命の危険のない骨折でも、骨折部位が大腿骨であるなどすれば、そのまま寝たきりの要介護状態になってしまうこともあります。 若いときとはちがって骨折が治るまでに時間がかかり、安静にしているあいだに筋力などの身体機能が衰えてしまうことがあるからです。
転倒転落の症状は?
転倒リスクを増加させる身体的な障害には、以下のようなものがあります。バランスまたは歩行の障害視力障害特に足の感覚不良筋力低下認知障害血圧または心拍動の障害