先述したように初潮年齢の早い人、また出産経験がない人、妊娠回数の少ない人、肥満、糖尿病、高血圧、アルコール摂取も子宮筋腫のリスクが高いといわれています。
子宮筋腫を放っておくとどうなるか?
月経の量が多くて出血期間も長いので、多くの場合貧血も伴います。 筋腫が子宮の中に飛び出していたり、子宮を変形させてしまっていたりすると、月経量が増えてしまうのです。 ひどいと、ナプキンが1時間もたなかったり、貧血が進みすぎて輸血が必要になったりすることもあります。
子宮筋腫 誰にでもある?
30歳以上の女性の約4人に1人にできると言われる子宮筋腫は、子宮壁にできる良性の腫瘍です。 悪性腫瘍に変化することはほとんどなく、症状の深刻度や治療の時期も人それぞれ異なります。 しかし、妊娠を考えている女性には、子宮筋腫が不妊の原因になることもあります。
子宮筋腫とは どんな病気ですか?
子宮の壁(筋層)の中に発生する良性の腫瘍です。 ⼥性ホルモンの作用により大きくなりますが、悪性のものではありません。 発⽣する場所により種類が分けられており、それぞれ症状のあらわれ方などに特徴があります。 また、筋腫は1つだけではなく複数できることもあります。
子宮筋腫の前兆は?
子宮筋腫があっても症状のない場合も少なくありませんが、症状で最も多いのは月経の変化です。 月経の量が増え血液の塊が出ることもあります。 そのためしばしば貧血をきたします。 次に多い症状が下腹部痛・腰痛で、その他に性交痛、頻尿、排尿困難(尿を出しにくい)、便秘などがみられることもあります。