概要 子宮破裂は、分娩時、まれに妊娠末期に起こる子宮の裂傷で、胎児死亡のみならず母体死亡にもいたる重篤な疾患である。 子宮破裂の発生頻度は、0.02~0.1%で、若干増加傾向にある。 子宮手術や帝王切開瘢痕などが誘因となるものと、分娩中、何らかの原因により胎児の進行が停止し収縮輪が上昇することで破裂にいたるものがある。
子宮破裂 何週?
・分娩時期の決定は,子宮のどの部分が破裂をしたかによっても異なる. ①瘢痕子宮の下部横切開部分の破裂後の場合は,胎児の肺成熟を確認し,妊娠36~37週に行うことが多い 14). ②子宮底部の破裂後の場合では,妊娠中期に破裂を来すことがあり,分娩時期の予測は困難である 11).
子宮破裂したらどうなる?
子宮破裂が起こると強い腹痛が続き、胎児の心拍数が異常に下がります。 により分娩を行う必要があります。 その後子宮は外科的に修復されます。 ときに子宮の摘出(子宮摘出術)が必要になる場合があります。
子宮破裂 なぜおこる?
急速な分娩進行、子宮収縮薬による過強陣痛、吸引分娩や鉗子分娩、クリステレル胎児 圧出法、交通外傷などにより起こることがある。 子宮破裂は突発的に起こり、速やかな児娩出や子宮摘出術など、迅速な診断と適切な治療 が求められる重要な産科救急疾患である。
弛緩出血 いつ?
弛緩出血の症状は、胎盤を娩出した直後から持続する子宮腔内からの周期的出血です。