卵巣を残した場合は、卵巣から女性ホルモンは継続して産生されます。 つまり子宮摘出後に急に大きくホルモンバランスが崩れたり、更年期の状態になることは一般的ではありません。 ただし子宮全摘をしたあとは、やや卵巣の働きが低下することが報告されています。 また一定の期間をすぎれば、性行為はこれまで通り可能です。
子宮全摘手術は何時間かかる?
手術時間は卵巣/卵管の手術で約 2時間、子宮筋腫核出術や子宮全摘術では3時間半ほどかかります(実際の手術時間に加え、手術室での準備や全身麻酔の導入・覚醒に1時間ほど必要です)。 癒着があると手術時間は約1.5〜2倍に延長しますが、出血量は開腹手術に比べ少ないのが特徴です。
子宮全摘 卵巣 どうなる?
子宮筋腫の手術で子宮全摘をしても、卵巣は温存されます。 卵巣が残っていれば、ホルモンバランスがくずれることはないので、基本的には更年期障害のような症状がでることはありません。 ただし、手術をしたときの年齢が、40代後半以降の場合、卵巣機能が低下してくる時期と重なりますので、更年期の症状が現れることがあります。
子宮全摘後の性生活はいつから?
2) 術後の性生活開始時期は, 31~61日が最も多く44.5%, 次いで61日以後27.3%, 30日以内22.7%であった。 3) 性交時の症状として, 疹痛9.4%, 出血5.5%, 分泌物減少19.5%があり, 30%に性欲低下がみられた。
子宮全摘出 何歳から?
手術を受けられる年齢 当院では基本的に18歳以上の方を手術の対象としていますが、親権者の同意がある場合に限り18歳未満の方も適宜対応しています。