軽度の気胸で肺の穴が再開通しなければ、漏れていた空気は自然に血液に溶けて消失します。 1~3週間で元に戻るでしょう。 軽度気胸でも、痛みや呼吸困難の症状があれば入院していただいた方が安心です。 中等度気胸、高度気胸中等度気胸や高度気胸のときは、入院し胸腔ドレナージを行います。
気胸 術後 何日?
若い人なら術後は2~5日ほどで退院可能です。 しかし、残念ながら胸腔鏡手術も良いところばかりではありません。 胸腔鏡を用いた気胸の手術は、従来の開胸の手術に較べて再発が多いと言われています(2~5倍)。
気胸いつから?
原発性自然気胸の場合、10歳代後半から20歳代のうちに発症することが多く、喫煙とは全く関係ない人は多いです。 喫煙が気胸を起こしやすくなるかどうかは現状不明で、仮に影響があるにしても薄いと思われます。 自然気胸とは関係なく、喫煙者では、様々な術後合併症を高率に発症します。
気胸 ドレナージ 何日?
どのくらいで胸腔ドレーンはとれますか? 若い方の気胸の場合、1週間以内のことが多いです。 それ以上かかるような場合は手術を行うことが一般的です。 ご高齢の方の気胸の場合、時間がかかることが多いです。
自然気胸 どんな人?
明らかな原因がなく発症する気胸を「自然気胸」といい、20歳前後の長身、やせ型の男性に多く見られます。 高齢者の場合は、喫煙者で栄養状態が良くないと発症することがあります。 交通事故や高所からの転落などによって、肋骨が折れ、肺に刺さることによって発症する気胸を「外傷性気胸」といいます。