➁ 食べ物などが喉を通過する瞬間は、声門や喉頭蓋(こうとうがい)というフタが気管をふさぎます(図2❷)。食道に流れるべき食べものや唾液などが、誤って気管に入り込む .
むせてしまうってどうしてなるの?
1. 「むせ」が起こる理由 食べ物が呼吸をするための管やその先の肺に入ってしまうと、息ができなくなったり、肺炎になったりするため、勢いよく空気を吐き出して食べ物を外に出そうとします。 この勢いよく空気を吐き出すのが「むせ」です。
飲み物 むせやすい なぜ?
水は流れるスピードが速いため、飲み込みの反射が起きる前に気道へ入り込むと、「むせ」が起こります。 水分を摂取するとむせる原因は、前述した食物を食べるとむせる原因と同じですが、水分摂取時に特に強く「むせ」が認められる場合には、口の中で食べ物の保持不良などのほかに、耳鼻咽喉科領域である声門の閉鎖不全が原因の場合もあります。
食事中 むせるのはなぜ?
しかし、時には間違えて食べ物が気管を通ってしまう場合があります。 その時、体が危険を察知して勢いよく空気を吐き出し、食べ物を外に排出させようとします。 これが、「むせ」の正体です。
食後 咳 なぜ?
食道に行くはずの食べ物や唾液が気管に入ってしまうことを「誤嚥(ごえん)」といいます。 誤嚥によって食べ物や唾液が気管に入ると、反射的に激しい咳が出てきます。 これが「むせ」といわれる現象です1)。 「むせ」ることによって、気管に入った食べ物や唾液を気管の外に出すことができます。