心室細動は、心室が異常な痙攣を起こしているため心拍出量が0になっている状態であり、最も緊急性の高い不整脈である。
致死率の高い,最も危険な不整脈はどれか?
命に関わる最も危険な不整脈は「心室細動」と呼ばれる不整脈です。 心室の拍動が1分間に300回を超え、不規則にけいれんしたような状態になり、発生した瞬間から心臓からの血液の拍出が止まり、脳への血流もなくなるため、数秒以内に意識を失います。
脳塞栓症を⽣じやすい不整脈はどれか?
脳塞栓症を生じやすい不整脈はどれか。 心室頻拍は心室を発生源とする不整脈で、動悸や失神(アダムス-ストークス症候群)を来す。 心房細動は心房内に血栓が形成されやすく、それが塞栓子となって脳塞栓を起こす危険がある。
直ちに除細動が必要なのはどれか?
心室細動は心室の心筋細胞の同期性が失われることで、心室としての収縮と拡張が障害され、心臓からの血液の送り出しがなくなった状態である。 最も重篤な不整脈であり、直ちに電気的除細動が必要である。
心房細動により最も生じやすいのはどれか?
心房細動によって心房に血栓が生じやすくなる。 左心房内で生じた血栓が左心室から大動脈経由で脳の動脈に流れると、脳塞栓症が生じる。