2．坐薬の正しい使い方 坐薬は肛門に挿入し、1/2量を用いる時は包装のまま斜めに切断します。 乳幼児には、上図のように両足を持ち上げた姿勢で、肛門内に深く入れて、4～5秒押さえておきます。 一般に中腰の姿勢で、坐薬を2/3まで挿入した時点で、立ち上がると、肛門括約筋の収縮によって、比較的簡単に入れることができます。
座薬 どのくらい待つ？
時間は、３０分もすれば、坐薬は溶けて直腸での吸収がはじまり、１時間もすれば完全に吸収されます。 したがって、３０分～１時間の間隔をおいて使用すればよいでしょう。
座薬 何時間ごと？
6～8時間あけて使ってください。 ●坐薬を使っても効果がなくやむなく追加する時は、最低2時間はあけて前回の半量を使うようにしてください。 ●熱さましの頓服薬を飲んでから熱が下がらない場合も、2時間くらいは坐薬を使わず様子をみてください。
アンヒバ座薬 どのくらいで効く？
内服薬よりも坐薬の方が早く良く効くと、一般に信じられていますが、アセトアミノフェン（カロナール、アンヒバ等）の血中濃度を比較してみると、内服薬は15～30分でピークに達しますが、坐薬は90分位かかります。 また、最高血中濃度は坐薬よりも内服薬の方が高いというデータが出ています。
座薬 何回まで？
何度ぐらいで使うの？ 38.5℃以上で、ぐったりしていれば使用しましょう。 38.0℃ でもぐったりしていれば使用し、元気があれば使用せずに様子を見ても良いでしょう。 一度使用しても熱が下がらない場合や、一度下がった熱が再度上がった場合は最低3～4時間の間隔をあけてから、もう一度使用しましょう。
