よく経験することは、アトピー性皮膚炎の患部にステロイドの外用すると皮膚の赤い炎症が治まった後に肌が黒く見えることがあります。 これは、炎症の赤みで見えなかったメラニン色素がステロイド外用薬の使用により炎症が治まることで、元々あったメラニン色素が目立ってくるからです。
ステロイド 皮膚 薄くなる なぜ?
A1: ステロイド外用薬は皮膚の血管を収縮させるので、塗るとお肌は白くなりますし、長く塗り続けると薄くなってきます。 皮膚が黒くなったり厚くなったりするのはステロイドの副作用ではなく、アトピー性皮膚炎の治療が長年中途半端であったり全く治療しなかった場合に見られる現象です。
肌色素沈着アトピーなぜ?
アトピー肌の場合、炎症が長期間、繰り返し起きており、メラニンが多く産生されているため、肌が元の色に戻るまでには時間がかかる場合があります。 しかし、シミとなって残る場合があります。 長期間の炎症や、繰り返される炎症によって、メラニン色素が肌の『表皮』の奥の『真皮』にまで到達してしまい、ターンオーバーできないためです。
アトピー跡 何年?
湿疹が治った後に色素沈着が残ることがありますが、これは半年か1年で自然に消えます。
人はなぜアトピーになるのか?
アトピー性皮膚炎の原因についてはまだ解明されていないこともありますが、皮膚のバリア機能が低下した乾燥状態に、アレルゲンの侵入(ダニ・ほこり・食べ物など)やストレスなどの多様な環境的要因が重なって起こると考えられています。 原因や症状には個人差があり、症状を悪化させる要因も人それぞれ異なるのがアトピー性皮膚炎の特徴です。