白内障を放置していると水晶体が膨らんでいき、眼球内の水を排出する隅角が塞がってしまいます。 そうなると一気に眼圧が急激に上昇する状況が続くため、急性緑内障を引き起こす原因となるのです。 緑内障は日本の失明原因トップであり、急性緑内障によって視野欠損すると二度と元には戻りません。
白内障が進行するとどうなるの?
白内障が進行すると水晶体が膨張してきます。 水晶体の膨張によって隅角が狭くなると、房水の排出機能が低下して、眼圧が上昇する危険性があります。 隅角が完全に塞がってしまうと、眼圧が急激に上昇し、急性緑内障発作を引き起こす恐れがあります。 急性緑内障は、緑内障の中でも失明の危険性が高く、早急に処置を行わなければなりません。
白内障って何歳ぐらいからなるの?
早い場合には40代から始まり、年齢とともに増加して、50代で8.4%、60代で約40%、70歳以上になると80%以上の人に見つかっています。
白内障になったらどんな見える?
進行するにつれて、目がかすむ、ぼやけて見えにくい、ものが二重三重に見える、光がまぶしく感じるなどの症状が現れます。 晴れた日の屋外がとてもまぶしく感じたり、車の対向車のライトがまぶしく感じたりします。 また、遠くが見えにくく感じるために、近視が進んだように感じる場合もあるようです。
白内障ってどういうの?
白内障とは、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。 水晶体とは、目の中でカメラのレンズのようなはたらきをする組織で、外からの光を集めてピントを合わせるはたらきを持っています。