日本の公的医療保険では、保険でカバーするものと、カバーしないものとがあります。 カバーしないところが「保険適用外」・「保険外診療」、「自費」と呼ばれています。 例として、パジャマやコップといった入院時の日用品などがあります。 よく聞く「差額ベッド代」も自己負担なのですか?
保険外治療 いくら?
公的医療保険が全体的に適用されないため、かかった治療費の全額(10割)が患者負担になります。 たとえば、35歳男性が1か月に200万円の治療費がかかり、このうち100万円が自由診療だとします。 この人が負担する金額は、200万円です。
混合診療はなぜいけない?
① 本来は保険診療により一定の自己負担額において必要な医療が提供されるにもかかわらず、患者に対して保険外の負担を求めることが一般化し、患者の負担が不当に拡大する恐れがある。 ② 安全性、有効性等が確認されていない医療が保険診療と併せ実施されてしまうことで、科学的根拠のない特殊な医療の実施を助長する恐れがある。
薬 保険適用 何割?
・ 75歳以上の者は、1割(現役並み所得者は3割。)。 ・ 70歳から74歳までの者は、2割(現役並み所得者は3割。)。 ・ 70歳未満の者は3割。 6歳(義務教育就学前)未満の者は2割。
保険外併用療養費 いつから?
健康保険法等の改正により、2006年(平成18年)10月より従前の特定療養費制度に代わって導入された。 日本の保険医療では混合診療が禁止されていて、保険外診療を受けた場合は保険が適用される診療も含めて、医療費の全額が自己負担となる(医療保険各法による「療養の給付」を受けることができなくなる)。