原因となる病気には、アデノイド、鼻咽腔血管線維腫、上咽頭がん、その他の腫瘍があります。 年代にかかわらず多いのはアレルギー性鼻炎による鼻詰まりです。 世代によって特徴的に多くなるは、乳児期のアデノイド、大人の肥厚性鼻炎や鼻中隔弯曲症、副鼻腔炎です。
鼻づまりを治すにはどうすればいいですか?
治療はまず、市販の点鼻薬を断ち切り、内服薬として抗アレルギー剤と血管収縮剤の合剤(ディレグラ®)を服用してもらったり、鼻洗浄をしたり、ステロイド点鼻薬を使ったりして粘り強く症状を改善させていきます。 ただ、症状が改善しない場合には、アレルギー性鼻炎の治療と同様に粘膜下下鼻甲介骨切除術や後鼻神経切断術の適応となります。
鼻づまり どこが詰まる?
最も多いのは、鼻の左右を仕切る壁(鼻中隔といいます)が曲がって鼻の中が狭くなり鼻詰まりになるというものです。 ほかには、鼻骨や鼻の穴を形成する軟骨が左右非対称になって鼻の中が狭くなったり、鼻の穴が狭くなったりすることがあります。
どっちかの鼻が詰まる?
花粉症時期でもなく、特に病気でもないのに、どちらか片方の鼻がつまったという経験をされたことはないでしょうか。 それは、鼻サイクルという現象で、自然と左右交互に鼻の粘膜が腫れることによります。 どちらの鼻がつまるかは自律神経がコントロールしていて、通常2〜3時間おきにつまる側と通る側が入れ替わります。
鼻詰まり いつも?
しかし、強く曲がっているために、いつも鼻が詰まって、口呼吸やいびき、においがわからないなどの症状がある場合を鼻中隔弯曲症といいます。 いつも同じ側の鼻ばかり詰まる人は、この病気の疑いがあります。 鼻づまりなどの症状が改善しない時は治療(鼻中隔矯正術)の対象となります。