鼻水は鼻の「洗浄液」 先に説明したように、鼻腔内では常に粘液が分泌されることで、適度な湿り気が保たれています。 ところが、鼻粘膜にウイルスなどの病原体や花粉などの異物がくっつくと、それを排出しようとして粘液が多量に分泌され、鼻から出てくることがあります。 これが、いわゆる鼻水です。
鼻水はなぜ出るのですか?
実は、鼻水は体を守るために大切な 働きをしています。 鼻の中に、異物(ウイルスや細菌、埃や花粉など)が入り、鼻の粘膜が炎症を 起こすと、大量の粘液を作り、異物を体の外へ押し出そうとします。 これが鼻水の正体です。
鼻水は何性?
鼻水(はなみず)は、鼻から出る流動性あるいは半流動性の液体。 鼻汁(はなじる、びじゅう)・洟(はな)ともいう。 また、鼻水から水分が抜け固体となったものを鼻糞(はなくそ)という。
鼻水 何色?
鼻水の色でわかること 基本的に無色透明ですが、様々な原因によって色がつくことがあります。 褐色の場合は、鼻血や炎症などによる出血が原因です。 この場合、黒っぽくなることもあります。 透明で粘りがある鼻水は、細菌やウイルスが侵入した場合に出るもので、花粉症などのアレルギー反応でもこのタイプの鼻水が分泌されます。
鼻水がしょっぱい なぜ?
鼻水は、大気中のホコリ、鼻腔内の浸出液、細菌・ウイルスや白血球の死がい、空気中の水蒸気…などなど、様々な成分が合わさって発生します。 鼻水を飲み込むとしょっぱいと感じるのは血液中の塩分が混じっているからなんですね。
鼻水はなぜ出るの?
鼻水はどうして出るの? かぜをひいたときなどに出てくる鼻水。 身近な症状ですが、意外とその仕組みを知らない人が多いのでは? ここでは、そんな鼻のはたらきと鼻水が出る仕組みをご紹介しましょう。 鼻水が出ていなくても、鼻の内部(鼻腔)が常に湿っているということは、多くの方が経験的に知っているのではないでしょうか? 鼻は口と並んで空気を取り込む“吸気口”ですが、通常、取り込む外気は体温よりも低温で、乾燥しています。 さらに、ホコリなども含まれるため、そのまま体内に入るとからだへの負担が非常に大きいのです。 そこで、空気を鼻から吸い込んだ際、鼻腔内で温度を調整・加湿するとともに、細かいホコリなどを除去するといった処理をしてから肺に送ります。
水っぽい鼻水の症状はありますか?
水っぽい鼻水に伴い次の症状がある場合は、風邪の初期段階である可能性が高いと考えられます。 アレルギー性鼻炎の場合、 くしゃみを伴うサラサラの水っぽい鼻水が出るケースが多い です。 アレルギーの場合、 鼻水・鼻づまりが一週間以上 続いたり、 連続してくしゃみが出る という特徴もあります。 といった症状がある場合は、アレルギー性鼻炎が疑われます。
泣いたときの鼻水は鼻水として出てくることがありますか?
それ以外に、泣いたときの鼻水は鼻涙管を通じて涙が混ざって鼻水として流出することが知られ、 副鼻腔炎 では膿が一緒に鼻水として出てくることがあります。 鼻体内に侵入した異物、病原体や、体がアレルゲンとして認識したものを体外に流し出す働きをもち、また、空気を鼻から吸い込むときにその空気に適度に湿気を与える役割もしています。 アレルギー性鼻炎 によるものや、風邪などの引き始めにみられることが多いといわれます。 ドロッとした黄緑色のものの場合は、ウイルスが原因です。 細菌感染による風邪をひいて、そろそろ治るかな、というときにみられることが多いです。 副鼻腔炎などの可能性がありますので、注意が必要です。
鼻水の色は透明ですか?
鼻水の色は、透明であれば異常がないということでしょうか? 鼻汁は、鼻から前に出てくる時点で正常ということはいえません。 一般的には風邪やアレルギーであることが多いと思いますが、他の病気のこともあるため、症状が続くなら耳鼻科を受診されるとよいでしょう。 黄色い鼻水が全然止まらないのですが、何の病気になっているのでしょうか? 黄色い鼻水は風邪をひいているとき、治りかけの時、こじらせた時に出ます。 また、副鼻腔炎になっても黄色い鼻水がでますので、耳鼻科で検査を行って診断してもらうとよいでしょう。 黄色、緑っぽい色の鼻水が喉に落ちてくるのを治したいのですが、どうすれば良いでしょうか? 一般的には副鼻腔炎を考えます。