先に説明したように、鼻腔内では常に粘液が分泌されることで、適度な湿り気が保たれています。ところが、鼻粘膜にウイルスなどの病原体や花粉などの異物がくっつくと、 .鼻水がひどいときに使う薬は? · こんな鼻炎・鼻水はかぜ. · 繊細な子どもの「鼻炎と鼻水」
鼻水はなぜ出るの?
鼻水はどうして出るの? かぜをひいたときなどに出てくる鼻水。 身近な症状ですが、意外とその仕組みを知らない人が多いのでは? ここでは、そんな鼻のはたらきと鼻水が出る仕組みをご紹介しましょう。 鼻水が出ていなくても、鼻の内部(鼻腔)が常に湿っているということは、多くの方が経験的に知っているのではないでしょうか? 鼻は口と並んで空気を取り込む“吸気口”ですが、通常、取り込む外気は体温よりも低温で、乾燥しています。 さらに、ホコリなども含まれるため、そのまま体内に入るとからだへの負担が非常に大きいのです。 そこで、空気を鼻から吸い込んだ際、鼻腔内で温度を調整・加湿するとともに、細かいホコリなどを除去するといった処理をしてから肺に送ります。
異物は鼻から排出されますか?
運ばれた異物は、のどから「たん」として排出されたり、本人が気づかないうちに胃の中に飲み込まれたりして取り除かれます。 こうして鼻は常にきれいに保たれ、適切な空気を肺に送り届ける機能を維持しているのです。 ● くしゃみ … 異物を外に出す ● 鼻水 ……… 異物を洗い流す ● 鼻づまり … 異物の侵入を防ぐ 先に説明したように、鼻腔内では常に粘液が分泌されることで、適度な湿り気が保たれています。 ところが、鼻粘膜にウイルスなどの病原体や花粉などの異物がくっつくと、それを排出しようとして粘液が多量に分泌され、鼻から出てくることがあります。 これが、いわゆる鼻水です。 ウイルスなど、からだにとっての異物を排除するための、生体の自然な防御反応です。
顔を下に向けて鼻水を外に出すことができますか?
顔を下に向けて鼻水を外に出すことも効果的です。 顔を正面に向けている状態だと、重力によって鼻水は喉の方に流れていき、鼻の奥の方に鼻水が溜まっていってしまいます。 なので、下を向くことで鼻水を鼻から、あるいは口から外に出すことができるのです。
鼻の奥に溜まっている鼻水はどこで取り除くことができますか?
ただ、鼻の奥に溜まっている鼻水は粘度が高くネバネバしていることが多いので下を向いただけではなかなか取り除くことができません。 そのため、鼻水を外に出すときは下を向いた状態で咳払いをしたり、鼻をかんだりしていきます。