アレルギー性鼻炎とは、透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、発作的で連発するくしゃみの3つの症状を主とするアレルギー疾患です。 主な原因として、空気中に浮遊する花粉やハウスダストなどの原因物質「アレルゲン」を吸い込み、その成分が鼻の粘膜から体内に入ることによって起こるアレルギー反応です。
鼻水がよく出るのはなぜ?
ウイルスや細菌が鼻の粘膜に付着して炎症を起こすと、鼻水の量が増えて膿のような鼻水が出てくる場合があります。 鼻水が多く出る原因には、副鼻腔に炎症が起きる副鼻腔炎が考えられます。 炎症が1か月未満の場合は急性副鼻腔炎、3か月以上続いた場合に慢性副鼻腔炎と診断されます。
鼻炎どうしたら治る?
鼻炎は、普段の生活で症状をやわらげることができます。 たとえば、鼻水や鼻づまりが続く場合は、加湿器などを置いて部屋の湿度を一定に保ち、乾燥しないようにしましょう。 また、お風呂に入ると、鼻腔が温まり、血液が循環して鼻の通りがよくなります。 実は体の冷えも鼻炎症状を悪化させやすいのです。
朝 鼻水が出るのはなぜ?
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、活動的な昼間は交感神経が優位に働き、休息時や夜間の睡眠時は副交感神経が優位になります。 朝は自律神経が夜間の副交感神経から日中の交感神経に切り替わる(血管が収縮する)ため、両者のバランスが一時的に乱れ、症状が出やすくなると考えられています。
鼻炎 どうなってる?
鼻腔内の粘膜には、たくさんの毛細血管が通っているので、毛細血管が拡張したり収縮したりすることによって、鼻腔内の粘膜も腫れたり、ひいたりします。 鼻炎による鼻づまりは、鼻の中の粘膜が腫れることによって、鼻の通りが悪くなって起こります。 鼻炎の鼻水は水っぽいので、鼻水自体が鼻づまりの原因となることは、ほとんどありません。
アレルギー性鼻炎の原因は何ですか?
アレルギー性鼻炎が原因の鼻水は、水のようにさらさらした、水様性の鼻水がほとんどです。 粘り気や色のついた鼻水の場合は、ほかの原因も考えてみましょう。 鼻づまりとは、鼻の粘膜が腫れて空気の通り道を狭めている状態です。 口を閉じるか、つまっていないほうの鼻を押さえると息がしにくくなります。 かぜでもないのに鼻がつまる場合は、アレルギー性鼻炎を疑いましょう。 アレルギー性鼻炎になると、目、のど、皮膚などでも炎症の症状がみられることがあります。 目に症状が出た場合は、涙が出てきてかゆみを感じたり、白目とまぶたが赤くなって腫れてきます。
鼻炎のメカニズムはありますか?
これが、のどの炎症のメカニズムです。 くしゃみ・鼻水・鼻づまりはなぜ起こる? くしゃみや鼻水といった鼻炎症状は、鼻粘膜に付着した異物を、吹き飛ばしたり洗い流したりするために起こるとされています。
季節性アレルギー性鼻炎はどのような症状を引き起こしますか?
ハウスダストや花粉などの「アレルゲン※」が、体内の免疫システムを刺激してさまざまな症状を引き起こします。 季節に関係のない鼻炎は「通年性アレルギー性鼻炎」、花粉が原因で起こる鼻炎は「季節性アレルギー性鼻炎」といいます。
風邪でもないのに鼻づまりが起こる可能性が高いですか?
風邪でもないのに鼻水・鼻づまりが起こる場合、 アレルギー性鼻炎 である可能性が高いです。 アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなどの異物が体内に侵入した時にそれを排除しようとする反応が過敏であることで生じます。