心臓弁膜症は、心臓にある弁が正しく機能せず、本来の役割を果たせなくなる病気です。 弁の開きが悪くなって血液の流れが妨げられたり、弁が完全に閉じなくなり血液が逆流したりします。 弁の開きが悪くなり血液の流れが妨げられる「狭窄」と、弁の閉じ方が不完全なために血液が逆流してしまう「閉鎖不全」があります。
弁膜症とはどんな病気ですか?
心臓弁膜症は、さまざまな原因によってこの弁が正常に働かなくなってしまっている状態です。 弁が機能不全を起こす原因には、加齢、感染、外傷、そして先天的な問題などがあります。 心臓弁膜症はどの弁にも起こりますが、大動脈弁と僧房弁とで95%以上を占めるとされています。
心臓弁膜症は何科?
また、健康診断で心雑音を指摘されることがきっかけで、心臓弁膜症が発覚する場合もあります。 65歳を過ぎたら、定期的に心臓の検査を行い、早めに病気を発見できるよう気をつけましょう。 一般的に心臓弁膜症の検査は、循環器科で行われます。
心臓弁膜症 どんな症状?
代表的な心臓弁膜症の種類 特徴的な症状は、胸痛、失神、呼吸困難です。 大動脈弁が閉じるべきときに閉じず、大動脈へ送り出された血液が左心室へ逆流します。 逆流した分、多くの血液を送り出そうとするため左心室に負担がかかり、心臓が拡大します。 特徴的な症状は、胸痛、呼吸困難です。
弁膜症 なぜ?
心臓弁膜症の原因には、先天性と後天性(リウマチ熱、動脈硬化、心筋梗塞、変性など)があり、原因を特定できないものも多くあります。 かつては、リウマチ熱の後遺症として心臓弁膜症になることが多かったのですが、現在は抗生物質の普及により、リウマチ熱を原因とする心臓弁膜症は減少しています。