31 мар. 2020 г. · この便の特有のにおいの主な成分は、「インドール」や「スカトール」と呼ばれるもの。たんぱく質が悪玉菌によって分解されるときに出る物質です。
自分が便秘であるかはどのくらいの頻度で排便されますか?
自分が便秘であるかないかは、排便回数よりも「快適に排便できているか」に注目しましょう。 野菜などをたくさん食べる人は量が多く、肉をたくさん食べる人は少なくなる傾向があり、かさが減ればそれだけ回数が減ることが考えられます。 高齢者や若い女性など少食になりがちな人は、食事量が少ないために便秘になることも。 特に朝食をきちんととることが大切です。 便秘を予防するために効果的なのは規則正しい日常生活と、適切な食事、適度な運動ですが、食事に食物繊維を多く取り入れることも有効です。
健康的な便は、どのくらいの水分で便秘に陥っていますか?
健康的な便は、おおよそ全体の70~80%程度が水分といわれています。 水分量が60%以下では硬くコロコロした便になり、便秘の状態に。 水分量が90%以上になると下痢の状態になります。 「におい」もチェックポイント。 便の固形成分には「食物の残りカス、腸内細菌、はがれ落ちた腸の粘膜」があり、「におい」に影響するのが「腸内細菌」です。 腸内細菌には大きく「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」があります。 この中でも「悪玉菌」は肉などのたんぱく質や脂質をエサとして好み、おなかの中で分解するときにイヤなにおいを放つ物質を作り出します。 食生活がお肉や脂っこいものに偏り、悪玉菌が増えると、便のイヤ~なにおいが強くなります。 さらに、においが強いときは便秘に陥っていることが多いもの。
健康な便はどれですか?
健康な便・・・黄褐色のバナナ状または半練り状でにおいが少なく、するりと出るソフトなもの。 ドロ状、水様性・・・下痢です。 水様性の場合、粘液、血液、膿などが混じると細菌性赤痢や伝染性下痢、アレルギー性などが考えられます。 兎糞状の便・・・ウサギの糞のようなコロコロとした便が出る場合は、大腸のどこかがけいれんしているけいれん性便秘が考えられます。 太くて硬い便・・・排便時に便柱が太くて硬い場合は、大腸の運動が低下している弛緩性便秘が考えられます。 硬くて断片的な便・・・たびたび便意をこらえることによって、直腸の感受性が低下して起こります。
便の色は何ですか?
気をつけたいのは便の「色」。 美便は「黄土色~茶色」ですが、便がおなかの中にとどまっている時間が長いほど、便の色は濃くなります。 次のような色の便が出たときは要注意です。 早めに医療機関に相談しましょう。 これって便秘なの? それとも便秘じゃないの? 「スッキリ感」で判断しよう 毎日出ないと便秘なのかな? と気になることもありますよね。 一般的には「週に3回以上の排便がない」状態を便秘と考えることが多いようです。 ただし、排便は状態や量などの個人差が大きいもの。 たとえ排便が2~3日に1回でも、「体外に排出すべき量の便」が快適に出ていれば、便秘とはいえないでしょう。