主に便の細菌培養では、食中毒など下痢を引き起こす原因菌の存在を確認します。 病原性のある細菌には、大腸菌O157、赤痢菌、コレラ菌、サルモネラ菌など様々です。 また、周囲への感染予防のため、保健所への報告なども行っているため迅速かつ適正な検査に努めています。
便培養 どんなとき?
便培養 1)腹痛や下痢の症状を呈する時期に採取することが重要。 2)菌の検出を高めるためや便性状を確認するためにも,できるだけ自然排便したもの が検体として良質である。 3)室温放置は,常在菌が繁殖し病原菌検出が困難になるため,速やかに提出する。
腸内細菌検査 何がわかる?
主要な腸内細菌(乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸性生菌、エクオール産生菌など)の割合がわかります。 大腸がんのリスクがわかります。 →大腸がんになりやすい菌の有無がわかります!
便培養 結果 何日?
・便培養:便中の菌を調べる検査です。 検査結果に1週間かかりますが、症状が長引きそうなときやO-157などの激しい腸炎の時は有効です。
細菌培養同定検査 何がわかる?
培養同定検査は、細菌感染が疑われた場合、診断のために病変と思われる部位から検体を採取して培養し、細菌の有無、菌量および菌種を知る検査です。 特定の細菌を同定するためには、その細菌を取り出して適切な培地上で培養・増殖しなければなりませんが、一定量の菌量に発育するまで数日以上を要します。