扁平上皮癌へんぺいじょうひがん 扁平上皮組織に類似した構造をもつ癌。 重層扁平上皮のある皮膚,口腔,咽頭,食道,腟,子宮腟部,陰茎などに好発する。
扁平上皮癌 どこにできる?
体を構成する組織のうち、扁平上皮とよばれ、体の表面や食道などの内部が空洞になっている臓器の内側の粘膜組織から発生するがんです。 口の中、舌、のど、食道、気管、肺、肛門、外陰部、腟、子宮頸部などに発生します。
扁平上皮癌 何%?
扁平上皮癌は、別名、有棘細胞癌とも呼ばれ、本邦においては基底細胞癌に続いて頻度の高い皮膚悪性腫瘍です。 皮膚は表皮・真皮・皮下組織といった層構造を形成していますが、扁平上皮癌はこのうち表皮に存在する表皮角化細胞と呼ばれる細胞が悪性増殖してできる癌です。
扁平上皮細胞 どこ?
扁平上皮細胞は、皮膚の表面、中空臓器(膀胱、腎臓、子宮など)の内壁、呼吸器系や消化器系の導管などの組織に存在する。
肺がん どこ?
肺がんは、大きく分けて肺門部(はいもんぶ)と肺野部(はいやぶ)に発生します。 肺門部は肺の入り口の太い気管支のことで、扁平上皮がんが多く、肺野部と呼ばれる気管支の末梢から肺胞のある肺の奥の部分には、腺がんという種類のがんが大部分です。