のど粘膜に、ウイルス・細菌感染による炎症が生じる状態です。 炎症の程度によっては発熱がない場合があります。 扁桃腺の腫脹があったり、悪化すると化膿して白い斑点のようなものが出現します。 扁桃炎を併発するケースがあるため要注意です。
扁桃腺膿はどうしてできる?
原因は、様々なウイルスや細菌です。 ウイルスであればインフルエンザウイルスなどが、細菌であれば黄色ブドウ球菌(食中毒の元になる菌)やインフルエンザ菌(中耳炎などを起こす菌)などが原因となることが多いです。 最初は喉の一部にしか炎症が見られませんが、徐々に広がります。
扁桃炎 白い膿 何?
初期は口蓋扁桃が赤く腫れ、高熱が出て食欲不振や全身倦怠が生じます。 悪化すると扁桃が真っ赤に腫れて肥大し、ポツポツと白い斑点状の膿栓(膿つまったもの)が出てきます。 さらに悪化すると、白い膿(白苔)が扁桃全体に広がります。
扁桃腺 白い なぜ?
咽頭炎 のどの粘膜に風邪のウイルスや細菌が付着することによって感染し、炎症が起きた状態のこと。 のどが痛み、痰が絡むようになります。 扁桃腺は腫れていても、痛みや熱がない場合もあります。 咽頭炎の炎症がひどくなると、のどが化膿して扁桃腺に白い斑点が付着し、扁桃炎を引き起こす場合があるので十分注意が必要です。
扁桃炎 どうしたらいい?
治療は、抗生剤・鎮痛剤の内服をしていただきます。 炎症がひどい場合は抗生剤の点滴を行います。 痛みや発熱に対して座薬も使用します。 炎症がひどくなり、扁桃腺の周囲へ炎症が広がり膿が溜まってしまう「扁桃周囲 膿瘍 のうよう 」となってしまうと、扁桃腺の脇を切って膿を出す必要があります。