内臓と腹膜、胸膜の間に腹腔や胸膜という隙間があります。 この隙間に、近くに出来た臓器にあるがんが増殖して、その内面に種を蒔くように広がっていくのが播種性転移です。 胃がんや肺がんなどでよく見られるやっかいな転移です。
癌 転移 どこから?
転移先として多いのは、原発巣の近くのリンパ節。 次に多いのが、左右の肺を隔てている縦隔と呼ばれる組織のリンパ節です。 そのほかに、肝臓、骨、脳、副腎などで遠隔転移を起こしやすいとされています。 肺癌は早い段階でも転移が起こり、全身に癌が広がってしまう可能性があると言われています。
乳がんで転移が最も起こりやすい部位はどこか。?
乳がんがまず転移しやすいのは、がんが発生した乳房と同じ側の 腋 わき の下のリンパ節です。
骨転移 どこ?
転移の多い部位は,腰椎(ようつい),胸椎(きょうつい),頸椎(けいつい)といった椎骨(ついこつ)(背骨)や,骨盤,肋骨(ろっこつ),頭蓋骨(ずがいこつ),上腕骨(じょうわんこつ),大腿骨(だいたいこつ)などです。
胃がん 転移 どこに?
胃がんの場合多いのは腹膜、リンパ節、肝臓への転移であり、まれに肺や骨、脳、卵巣への転移もあります。