排尿後、下腹部からの超音波検査ないしカテーテルを用いて、残尿を測定する。 50mL未満の残尿は問題にならないと考えてよい。 残尿が50〜100mL の場合は軽度、100mL以上なら中等度以上の尿排出障害があると考えられる。 残尿測定の前に排尿した量により、残尿量は影響を受ける。
残尿量 どれくらい?
長期に安定した状態を維持するためには、あくまでも個人的な印象ではありますが残尿量が膀胱容量の半分以下程度であるとよい様に感じています。 日本の多くの泌尿器科医は、残尿100ml以上は異常で間欠導尿が必要と判断することが多い様ですが、海外では300ml程度が一つの目安とされていることが多い様に感じます。
残尿 いくつ?
残尿量導尿回数備考200mL以上5~6回自排尿があってもないものと考える100~200mL2~4回50~100mL1~2回残尿測定を兼ねて朝・夕などに導尿50mL以下自己導尿の終了
尿 どのくらい我慢できる?
普通の状態であれば、人間は最初に「トイレに行きたい」と感じてから1時間程度は我慢することができます。 しかし、尿意切迫感の症状が出ている方の場合は、強い尿意が突然訪れるとともに、一度その尿意を感じると我慢することが難しいのが特徴です。
頻尿は何回から?
「尿が近い、尿の回数が多い」という症状を頻尿といいます。 一般的には、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。 しかし、1日の排尿回数は人によって様々ですので、一概に1日に何回以上の排尿回数が異常とはいえず、8回以下の排尿回数でも自分自身で排尿回数が多いと感じる場合には頻尿といえます。