本を読んだりスマホゲームをしたりしていると乗り物酔い・車酔いを誘発します。 車の中では目が揺れていますから、手元の物を見る場合は不規則に揺れている物を見るのと同じです。 車の揺れ、さらに視覚からの過剰刺激が加わり、酔いやすくなるのです。
なぜ車に乗ると酔うのか?
乗り物酔いは、「動揺病」とも呼ばれ、車やバス、電車、船など乗り物の揺れ、不規則な加速・減速の反復が受ける内耳(三半規管や耳石器)からの情報と目からの情報、体からの情報を受けた脳が混乱することによって起こる自律神経系の病的反応で、めまいや吐き気・嘔吐などの症状があらわれます。
乗り物 酔わない人 なぜ?
乗り物に酔う人酔わない人がいるのは、乗り物に乗ることで起こる揺れやスピードの刺激を処理する、脳の限界が人によって異なるからです。 また、同じ人でも、乗り物に酔ったり酔わなかったりするのは、その刺激の処理の限界が、その時々の体調などによって変わってくるからなのです。
運転手はなぜ酔わないのか?
運転手が酔わないのは、運転という行為で距離感覚や揺れも把握しやすいからなのだそうです。 こうして考えると、人間の体ってちょっとのことで受け取る感覚が変わる繊細な生き物なんですね。
船酔いはなぜ起こるのか?
船やクルマなどの乗り物に乗って、前後・左右・上下・回転などの刺激を内耳が受けると、その情報が脳へ送られます。 こうした動きは日常ではあまり体験しないもの。 慣れない刺激が、不規則に連続すると情報過多となり、脳がパニックを起こします。 そして自律神経に異常な信号を送ってしまうのです。