歯石(しせき) プラークが石灰化して硬くなったもの。 歯科医で定期的に除去することが必要。 不十分な歯磨きのため、プラークが長期間、歯の表面についているとき、唾液に含まれるカルシウムやリン酸がプラークに沈着して(石灰化)、石のように硬くなったものが歯石です。
歯石がついてるとどうなる?
歯石が溜まっていると歯茎が腫れて、象牙質の部分を覆い隠している状態になります。 歯石を取ると象牙質が外に出てくるので、しみてしまう方もいます。 また、歯石を取る際に、歯茎と歯の間に力を加えるので神経を刺激しやすく、知覚過敏の症状が出ることがあります。
なぜ 歯石になるのか?
歯石は歯垢が硬くなったものです。 そのメカニズムは、お口の中の唾液の中に含まれているカルシウムと歯垢が結びついて石灰化することです。 また歯茎から出る浸出液や血液と歯垢が結びつくことでも歯石が作られます。 この歯石は細菌の塊なので、そのままにしておくと歯や歯ぐきにダメージを与えることになります。
歯石を取らないとどうなるの?
定期的に歯石を取り除かないと、虫歯や歯周病、口臭を招く原因になります。 歯石が溜まってきたら、できるだけこまめに歯科医院で取り除いてもらいましょうね。
歯石 ほっとくとどうなる?
歯石はそのまま放置をし続けると細菌が増殖し歯茎が腫れたり出血したりし、虫歯や歯周病の原因となります。 歯石は表面がザラザラしている為、歯垢や細菌が増殖しやすい環境なのです。 その為、歯石がある場所には歯垢や歯石が付きやすい為放置し続けることでどんどん歯石量が増えていきます。
どのくらいの金額で歯石を取ることができますか?
金額は保険診療で3割負担の方の場合、1回の処置が2,000円~3,000円程度です。 保険外診療であれば全ての歯石を1回で取ることができます。 お口の中全体を麻酔をして深い歯石を取っていきます。 時間は2時間ほどです。 上下合わせて金額は10万~30万円程度です。 事前にブラッシングによって歯茎からの出血を減らしておく必要があります。 保険診療は手順等全てにおいて決まりがありますので、今のところ保険診療では認められていません。 また、2時間お口を開け続けるとが大変です。 歯茎の中の歯石除去や、フラップ手術をすると急に歯茎が引き締まり歯がしみるようになります。 これは歯に歯石が付いていたことによって歯周病が進行し、歯の周りの骨が溶けてしまったことが原因です。
歯石除去はどうすれば良いのですか?
歯石除去は超音波の振動を与えながら歯石を粉砕して除去して行きます。 特に歯茎の上の柔らかい歯石は比較的簡単に取れます。 歯石はどんなに歯を磨いていても徐々に形成されていき、誰にでもできてしまうものなので、特に問題がなくても定期的に歯科医院を受診して除去してもらう必要があります。
歯茎の中の歯石を取り除きますか?
歯茎の中の歯石除去や、フラップ手術をすると急に歯茎が引き締まり歯がしみるようになります。 これは歯に歯石が付いていたことによって歯周病が進行し、歯の周りの骨が溶けてしまったことが原因です。 歯石を取る前は歯石や汚れで根の周りが覆われていましたが、歯石を取ることによってお口の中に直接、歯の根の部分が露出してしまうため、知覚過敏になります。
歯石は歯周病の原因なのですか?
歯石とは歯の周りについている石のようなものです。 歯医者で歯石を取るのは面倒ですよね。 しかし、実は歯石はただの石ではなく、そのままにしておけば歯が歯周病で抜けてしまう場合もあるのです。 歯石は歯周病の原因である細菌の住みかなのです。