歯石と言えば歯の裏側というイメージですが、上あごの奥歯は頬側、表側のほうが歯石がつきやすいのです。 実は、唾液腺の開口部がここにもあります。 そして、上あごの奥歯は歯ブラシがどうしても届きづらいところで、磨き残しが多いところでもあります。 まさに、歯石をつくるのには絶好の場所というわけです。
歯石て歯の何処につくの?
歯石は下の前歯の裏側や上の奥歯の外側など、唾液腺の近くにある歯につきやすい傾向があります。 歯石は一度付着すると歯磨きでは落とすことはできないので、歯石になる前にケアすることが大切です。 日頃からこの部分を意識しながら歯磨きし、歯石の元である歯垢(プラーク)をしっかり除去しましょう。
歯石何ヶ月でつく?
歯石は歯磨きをあまりせずにしていると、歯の表面に汚れ(歯垢またはプラーク)がついてきます。 その歯垢が付いたままになると唾液中のカルシウムによって石灰化し歯石になります。 その始まりはプラーク沈着後、約2日間で石灰化が始まると言われています。 その後、約2週間くらいで石灰化が完了し歯石となります。
歯石 なぜ悪い?
歯石の表面はザラザラしているため、通常の歯の表面よりも、プラークがよりくっつきやすくなります。 細菌のかたまりであるプラークは歯肉炎・歯周病の原因となります。 また、歯石自体がザラザラしているため、歯ぐきを中から傷つけてしまうこともあります。
歯石がつくとどうなる?
歯石を放置するとどうなるか 最も、歯石に含まれる細菌は死滅しているため、歯石が直接虫歯や歯周病を引き起こすわけではありません。 しかし、歯石はプラークが付着しやすい環境を作ってしまうため、いわば細菌が増殖しやすい場を提供してしまうのです。 このため、歯石があることでやはり虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。