歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。 歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。
歯周病が影響を及ぼすと考えられる疾患はどれか?
A: 歯周病は、心臓血管疾患、呼吸器感染症、 糖尿病への影響のほか、 早産・低体重児出 産、骨粗鬆症との関連もあるとされています。
歯周病 なんで?
歯肉炎・歯周炎を含む歯周病の直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。 歯垢(プラーク)は生きた細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ない場所を好むため、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に潜んでいます。 この歯垢(プラーク)中の細菌が出す毒素によって、歯ぐきに炎症が起きてしまうのです。
歯周病菌 何種類?
歯周病の発症は歯周病原菌の感染によって起こります。 口腔内には300~400種類の細菌が存在していますが、その中でとくに歯周病原菌となる特異な最近は、アクチノバチルス・アクチノマイセテムコミタンス(A.A菌)、プロフィロモナス・ジンジバリス(P.G. 菌)、プレボテーラ・インテルメディア(P.I.
歯周炎がリスクファクターとなりうる疾患はどれか?
前述したように、動脈硬化には歯周病菌が関連している可能性が指摘されています。 したがって、歯周病は狭心症や心筋梗塞という心臓病のリスクファクターと言えます。