歯肉炎・歯周炎を含む歯周病の直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。 歯垢(プラーク)は生きた細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ない場所を好むため、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に潜んでいます。 この歯垢(プラーク)中の細菌が出す毒素によって、歯ぐきに炎症が起きてしまうのです。
歯周病菌はどこからやってくるのか?
そして、最強の歯周病菌(PG菌)は18歳以降に感染すると言われています。 また、パートナーからの感染(キス)や、ペット(イヌ、ネコ)からの感染、食具についた唾液、食べ物についた唾液からも感染すると言われています。 子供の頃プラークコントロール(歯や歯茎に付着したプラークを抑制、除去すること。
歯周病 どれくらいの人?
65歳未満の成人では概ね15%前後、65歳以上の高齢者では10%強の人が歯周関連の自覚症状を有しています。 歯周病はよく「無自覚のまま進行する」といわれますが、歯周病に関連する自覚症状を感じている人は、決して少なくないことがわかります。
歯周病 万病の元 なぜ?
歯周病が万病の元って、どういうこと? 歯周病の元となるのは、「歯周病菌」とよばれる細菌群です。 歯周病菌とは一種類の菌の名称ではなく、数百種類にもおよぶ「歯周病を起こす原因となる細菌」の総称です。 これらの細菌は、何らかのきっかけにより、血管から全身へと入りこんだり、口腔から気管を通って肺に炎症を起こすことがあります。
歯周病って何ですか?
歯周病とは、歯と歯ぐきの間に繁殖する細菌に感染し、歯の周りに炎症が起こる病気です。 炎症が歯ぐきに限定されているときは歯肉炎、それ以上に進行すると歯周炎(歯槽膿漏)と呼ばれます。 はじめはほぼ自覚症状がないまま進行し、歯周炎になると歯が抜け落ちたりするばかりでなく、全身に影響が及ぶことがあります。